手放すって、つまりは…柔軟性の大切さに、改めて気づいた話

いきなりですが、私はずっと手放すことが苦手でした。
「手放した方がいい!」と、頭で分かってはいたものの、考えすぎて「どうすればいいんだ?」「手放したいのに、手放せなーい!!!」という、がんじがらめになっていました。頭かたっ!笑
ヨガ哲学でも離欲を意味するヴァイラーギャという言葉があります。

▪️ヨーガ・スートラ 1章15節

दृष्टानुश्रविकविषयवितृष्णस्य वशीकारसंज्ञा वैराग्यम्
dṛṣṭānuśravika-viṣaya-vitṛṣṇasya vaśīkāra-saṃjñā vairāgyam

自分が見たもの、聞いたことに対して、所有したいという欲を抱かないこと。
これが、ヴァイラーギャである

—パタンジャリ

これはつまり、執着を手放すってこと。
手放す=イシュワラ(神)に委ねる・任せるということ。なるほど!これなら、できそうな気がする。

そしてこれは、神への帰依。イシュワラプラニダーナということではないか!

▪️ヨーガ・スートラ 2章45節

समाधिसिद्धिरीश्वरप्रणिधानात्
samādhi siddhiḥ-īśvarapraṇidhānāt

イシュワラプラニダーナを確立したヨーギーは、サマーディ*に到達することができるだろう。*三昧

—パタンジャリ

欲望を持ったら、それに向けてベストを尽くす。そしてその行為は、イシュワラに捧げる。結果がどんなものであっても良い・悪いのジャッジをせず、自分にとってのベストだと信じて、イシュワラからのプレゼントだと思って受け入れる。

そうか、そういうことか!
そして色々な角度から、物ごとをみることの大切さに改めて気づいたのでした。
柔軟性ってホント大事!